角膜とは、黒眼の表面の透明な組織です。

角膜は通常はドーム型をしています。角膜の一部(多くは中央部から下方)が尖って薄くなってくるのが円錐角膜です。

かつては人口450〜2000人に1人程度と言われていましたが、近年診断器械の進歩により、200〜300人に1人ぐらいはいるのではないかと推測されています。

円錐角膜になると、強い近視と不正乱視が進行するため、通常のメガネによる矯正では視力矯正が難しくなり、ハードコンタクトレンズによる矯正が必要になります。

さらに円錐角膜が進行すると、ハードコンタクトレンズも通常のものでは合わなくなり、特別な円錐角膜用のコンタクトレンズが必要になります。

さらに重度になるとハードコンタクトレンズが落ちたり、痛みが強くなったりしてできなくなり、そうすると角膜移植が必要になることもあります。

円錐角膜は思春期から青年期に発症することが多く、年齢とともに悪化することが多い疾患です。

円錐角膜の仲間の疾患として、ペルーシド角膜辺縁変性(角膜の下方が薄くなり突出する。通常の円錐角膜と異なり、大人になってから発症することが多い)と、角膜拡張症(LASIKやPRKなどの角膜手術の後に円錐角膜に類似した角膜の突出が出現する病気)があります。